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はじめまして(丸山)

今回は、こちらのnoteでウェルビーイングに関連した記事を作成していくメンバー紹介の第3弾です。

簡単に自己紹介

はじめまして!NECソリューションイノベータの丸山です。
2014年にNECソリューションイノベータ株式会社に入社し、2021年度までは別の部署でエンジニアとして働いていました。

職場や自分たちの働き方をよりよいものとするための考え方として「ウェルビーイング」に着目し活動したことがきっかけとなり、イノベーション推進本部の中の研究部門に異動し、現在に至ります。異動後は主に感謝に着目した研究を担当しています。

今回は、異動前に行っていたの活動について少しご紹介させていただこうと思います。

現場目線での「わくわく働く」ということ

行っていた活動について一言で表すと「わくわくの種まき活動」です。

当時、活動紹介に用いていた画像

この活動は、「職場の課題に対し、主体的に取り組む横断活動」に手挙げ式で集まったメンバーによるチーム活動でした。
役職や業務が異なるため視点は違いましたが、メンバーはそれぞれ職場に関する課題感を持っていました。その共通項として「私たちの職場では社員がわくわく働けていないのではないか」ということが挙げられました。
私たちは「わくわく働く」ということを以下のような要素で考え、改善策を考えていきました。

わくわく働くとは…

  • 職場のメンバーと十分コミュニケーションがとれて良好な関係であること

  • 日々の業務に追われるだけでなく個人の意欲に合わせた創造的な活動もできること

  • 職場の身近なメンバーだけではなく少し上の上司や他部署とも交流があり、組織全体の一体感のようなものがあること

  • 若手社員が活き活きと働ける環境であること

多くの職場において、日々の業務に追われ十分なコミュニケーションがとれない新たな技術の習得や創造的な活動をする余裕がないといった課題感がありました。さらにCOVID-19の影響により、リモート下でのコミュニケーションも手探り状態でした。
また、組織が大きく、横のつながりが希薄であるように感じてしまったり、若手同士の交流機会が少なく悩みを抱え込んでしまう社員がいるように感じていたのです。

部門全員参加チャットの取り組み

上記のような「わくわく働けていない」状況を改善すべく、いくつかの取り組みを実施しました。今回はそのうちの一つである「部門全員参加チャット」についてご紹介します。

弊社では全社員がチャットツールを利用できますが、業務連絡のためのコミュニケーションに使われることがほとんどで、対面での雑談に相当するようなコミュニケーションはあまり見られませんでした。

全社員が利用できるということは、対面ではかなわなかった、普段かかわりのない部署のメンバーや役職の人とつながる機会を創出できる可能性があるということです。さらに、リアクションツールを活用することで、対面より気軽に雑談ができるかもしれません。

そういったことから、チャットツールをうまく活用することで、部門内のコミュニケーションを活性化できるのではないかと考えたのです。

大きな部門でも、自由なコミュニケーションを

私たちの所属する部門は、社員だけでも2,000名を超えていました。この規模で厳格にコミュニティー運営をすることは、有志活動の私たちには不可能でした。

そこで、部門に所属する社員全員を問答無用で同じチームに招待してしまうことにしました。そしてコミュニティーの趣旨について簡単に周知した上で、チームからの離脱や復帰については社員各々に判断を任せました。

さらに、最低限守って欲しいいくつかのルールを周知し、自由なコミュニケーションの場とすることにしました。
ルールの一例として「メンションをしない」というものがあります。業務連絡ではない、部署やプロジェクトを横断した社員同士のコミュニケーションの場であるため、「見たい人が・見たい時に見る」ということを重視したのです。

コミュニケーションの場を用意しただけではフェードアウトしてしまうので、運営側が会社のイベントに合わせて企画を行ったり、話題を提供したりもしました。

そういったたかちでしばらく運営しましたが、ごく一部の社員しか書き込みやリアクションをしないといった状況が続きました。
しかし、閲覧数を確認すると「見ているだけ」の人がかなりいて、その中には話題によっては反応してくれている人も存在することが分かりました。これは、「機会があればコミュニケーションしたいと思っている」といった、潜在的な利用者が多数いることを示していました。

部門のキックオフに合わせて実施した「実況チャネル」イベントでは、幹部の説明に対して、社員が「○○ってどういうこと?」といった素朴な疑問を投稿し、担当者がそれに反応するといった、積極的なやりとりがされていました。これは、キックオフという会社公式のイベント内ではなかなか見られない光景で、部署を超えたやりとりが有意義に行われた事例となりました。

結果として、コミュニケーションの活性化ができたかというと微妙なところではありました。前述の通り、メンバー数から見た投稿数は決して多くはなく、「コミュニケーションの活性化=チャットでのやりとり数が多い」と捉えると、達成できたとは言い難かったからです。「機会があればコミュニケーションしたいと思っている」層が実際に投稿に至らなかった原因として、何らかの障壁があったに違いないのです。

しかし、「業務で関わる以外の部署の人とも自由にコミュニケーションがとれる場が用意されている」という状況をつくることはできました。
そのことで、組織の「心理的安全性」や「組織の風通しの良さ」といった要素にプラスの影響を少しは与えることができたのではないかと思っています。(測定はしていないため断定できないのですが。)

おわりに

これから更新するnoteでは、こういった現場での経験を活かし、分かりやすく、現場に活用しやすいかたちで情報発信していきたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします!


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