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あなたのモチベーションの原動力は? -感謝と燃え尽き症候群

以下の3つの中で、皆さんのモチベーションの原動力になるとしたら、どれが一番響きそうですか?

  • 金銭(給料UPや一時金)

  • 物品(景品)

  • 個別の感謝、仲間内からの評価

※本記事は、スマホアプリ NEC Thanks Card に掲載した内容を転載しています。
2024年5月は、アプリ用の執筆済み記事で毎日更新をしています。

燃え尽き症候群には非金銭的報酬を

イギリスの研究チームによると、COVID-19流行下において、特に医療や介護・福祉、教育といった公共領域で働く人たちのバーンアウト(燃え尽き症候群)が増加する一方、そんな彼らのモチベーションを維持し高めるのは、どうやら金銭的報酬ではないというのです。

では、彼らを突き動かすその動機には、いったい何が絡んでいるのでしょうか。

上記の研究では、個別への感謝を表すカード・手紙、仲間内での表彰といった象徴的な報酬が、内発的動機づけ(自己の内面から湧き上がるモチベーション)や業績、従業員定着率に大きく貢献することが実験より導き出されました。

金銭や物品による報酬の有効性に関する検証や実践は、これまで多くの民間領域で取り上げられてきました。

その中で、主に言われているのは、

モチベーションの動機付けで長続きしやすいインセンティブ順:
金銭報酬 < 物品報酬 < 象徴的報酬(感謝や表彰)

ということです。

このような検証はこれまで公共の領域ではほとんど取り上げられていませんでしたが、このイギリスでの実験結果が後押しとなる一石を投じる形になりました。

内発的な動機付けをしよう

外発的動機付け(金銭的報酬等)は制度として維持するのが大変(源泉の確保が至難なうえ、枯渇したら終了)かつ従業員自身のモチベーションも続きにくいのに対し、自分の思い(内面)からくる内発的動機付けは長続きしやすいと心理学では言われています。

みなさんの職場でも、感謝をはじめとした内発的な動機付けをすることで、燃え尽き症候群(バーンアウト)からの退職を減らすことができるかもしれません。

(筆者:菅原)

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