はじめまして(菅原)
はじめまして。NECソリューションイノベータ株式会社の菅原です。
今回は、こちらのnoteでウェルビーイングに関連した記事を作成していくメンバー紹介の第2弾です。
はじめまして
あらためまして、今回の記事を担当する菅原 収吾(すがわら しゅうご)です。
2021年にNECソリューションイノベータ株式会社に入社し、イノベーション推進本部という研究部署に所属しています (2023年7月現在)。社会心理学や組織心理学の知見を活用し、心理学領域とIT領域をかけ合わせた新しい価値の創出を目指して研究業務に努めています。
専門分野
植物の分子生物学
私は入社前には大学で生物系の分野を専攻していました。生命について分子レベルのミクロな観点から探究する分子生物学と呼ばれる研究分野で、植物の遺伝子発現が制御される仕組みについて研究を行っていました。生物は、ミクロで見ると緻密に制御される機械のように感じられ、マクロで見ると多様性のなかでバランスを取って生存戦略が取られており、そんな部分に魅力を感じて生物研究をしていました。
特に、植物は動物と違って移動する能力がないため、「暑いから寒い地域に逃げよう」「栄養が足りないから食物を探しに行こう」などといったことができません。そのため、外部の環境に対してさまざまな遺伝子発現の制御などを駆使した、生存するための工夫が備わっています。ここも非常に植物の分子生物学に関する研究がおもしろいポイントでした。
サイエンス・コミュニケーション
研究室の研究の他にも、サイエンス・コミュニケーションと呼ばれる分野の活動も行っていました。サイエンス・コミュニケーションとは、科学や技術について専門家と市民の対話などを促進・デザインするような分野です。市民が科学技術について興味を示し、専門家が市民の考えや意見に触れることができるように、サイエンス・カフェなどの場づくりをしていました。
科学や技術は専門家によって日々発展を繰り返していますが、科学や技術が社会に及ぼす影響を考えると科学者や技術者だけでは議論できないことが多くあります。たとえば、自動運転技術が分かりやすい例です。仮に、人間が自動車を運転する以上の安全性で自動運転することが技術的に可能になっていたとしても、すぐに社会に実装して上手くいくわけではありません。自動運転に対して市民が安心できるのか、法律やシステムは整備されているのか、問題が発生したときに誰が責任を追及されるのかなど、技術者だけでは語れない部分が多く残ります。このような課題は自動運転に限らず、遺伝子組み換え・ゲノム編集植物やChat-GPTなどの生成AIなど、さまざまな領域で存在します。
このような課題に対して、サイエンス・カフェなど、専門家と市民がお互いに理解し、歩み寄れるような対話の場づくりを目指して活動していました。これら活動を通して、科学技術やソリューション、サービスが一人ひとりの人間や社会にどのような影響を与えるのか、よく考えるようになったと思います。
性格・強み
Gallup社のクリフトンストレングスでは、以下のような強みが上位にあります。
着想:新しいアイデアを考えるのが大好き。見た目には共通点のない現象に、関連性を見出す。
戦略性:目的に向かうための選択肢を想定する。適切なパターンと問題点を直ちに予測する。
包含:相手を受け入れる。人の輪から外れている人に注意を払い、輪に入れようと努力する。
ポジティブ:情熱的で、熱意を人に分け与える。他の人たちに活気を吹き込み、やる気を起こさせる。
収集心:情報やアイデア、人工物、人間関係などの収集や蓄積を求める。
着想
新しいアイデアを考えるのが大好き。見た目には共通点のない現象に、関連性を見出す。戦略性
目的に向かうための選択肢を想定する。適切なパターンと問題点を直ちに予測する。包含
相手を受け入れる。人の輪から外れている人に注意を払い、輪に入れようと努力する。ポジティブ
情熱的で、熱意を人に分け与える。他の人たちに活気を吹き込み、やる気を起こさせる。収集心
情報やアイデア、人工物、人間関係などの収集や蓄積を求める。
私は、いろいろな分野の人々と話したり、さまざまな本を読んだりする中で、新しい発見をするのがとても好きで、その特性が非常によく表れた結果だなと思います。
今後、経歴や性格・強みも活かしつつ、みなさんが「おもしろい!」「学びになる!」と思えるような記事を書いていきますので、よろしくお願いします!