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2023年のウェルビーイングに関する研究TOP10 | Greater Good Scinece Centerの発表

2023年は首相の所信表明演説において、「ウェルビーイング」が初めて言及されたことなど、日本国内においてウェルビーイングが大きく注目を集め始めた年と言えると思います。世界的に見ても、ウェルビーイングに関連する研究は増加傾向にあります。

では、この2023年のウェルビーイングに関する研究のなかで、どのような発見があったのでしょうか?

ウェルビーイング関連の研究を行うカリフォルニア大学バークレー校のGreater Good Science Centerは、先日『The Top 10 Insights from the “Science of a Meaningful Life” in 2023』という記事で、2023年に発表されたウェルビーイングに関する重要な知見10件を公開しました。これらの知見は、400名近くの研究者からの推薦をもとに、専門家によって選定されています。

本記事では、この選定されたトップ10の研究について、ご紹介していきます。


1. 世界幸福度ランキングには文化差を考慮する必要がある

以前にも紹介したWorld Happiness Reportをはじめ、世界では国々の幸福度が測定され、毎年、幸福度ランキングとして発表されています。しかし、このランキングのための幸福度測定には、文化的背景の違いが考慮されておらず、ランキングに偏りが生じているのではないか、とする研究が発表されました。

Krys et al. (2023) は、World Happiness Reportで使用されている「人生満足度尺度」と一言・内田 (2015) の「協調的幸福感尺度」を用いて、49か国約13,000名の調査結果から、幸福に関する文化的差異を明らかにしました。この研究では、回答者の実際の幸福度を測定するだけでなく、回答者の「理想的な幸福」も測定されました。

その結果、理想的な幸福について世界の国々によって文化的な差異があることが分かりました。「理想的な自分の人生満足度」と「理想的な自分の協調的幸福度」の差を計算すると、以下のグラフのように人生満足度をより理想とする国々と、協調的幸福度をより理想とする国々があることが分かりました。この結果からは、特にチェコやポルトガルなどは人生満足度の理想が強く、日本やブータン、中国などは協調的幸福度の理想が高いことが見て取れます。

理想の人生満足度と理想の協調的幸福感の差
(Krys et al. (2023)をもとに筆者ら作成)

また、実際の幸福度についても、人生満足度尺度の測定のみでは、多くの国々の幸福度が過小評価されてしまうことが示唆されました。特に、調和や人間関係を重視する集団主義的な国では、幸福度が低く見積もられてしまう傾向にあります。

※この研究の詳細は過去の記事でも紹介していますので、よろしければこちらもご参照ください。

この研究は、幸福度測定において、文化を考慮することの重要性を示した研究であり、今後の幸福度測定に大きな影響を与える可能性があります。

2. ウェルビーイング関連研究の「再現性の危機」

2010年頃から心理学研究を中心に、「再現性の危機」という問題が指摘されています。再現性の危機とは、ある実験結果について他の研究者や元の研究者自身が同様の実験を行っても、結果を再現することが難しい(あるいは、できない)ことが多い問題を指しています。

再現性の危機の原因として、研究者らが実験や調査で得られたデータに合わせて分析方法を変更したり、望ましい結果が出るようにサンプル数を増減したりできることが挙げられます。その対策の一つが、研究方法の事前登録です。研究者が事前に統計分析計画を事前に公表することで、データ取得後に有意な結果を得るために分析方法を変更することを防ぐことができます。

Folk & Dunn (2023) は、ウェルビーイングに関連する537件の研究論文に関して、上記の事前登録がされており、十分な統計的検出力のある結論が得られているかレビューした結果を公表しました。レビュー対象となったテーマは、感謝、マインドフルネス、社会的つながり、運動、自然体験でした。

その結果、事前登録された論文は、わずか57件のみであり、そのうち統計的に十分にウェルビーイングに効果があると言える結果は4件のみでした。4件のうち2件は感謝に関する論文であり、もう2件は社会的つながりに関する論文でした。

事前登録され、十分な説明力のあるウェルビーイング関連論文数
(Folk & Dunn (2023) をもとに筆者作成)

ただし、これらの統計的に十分でないと評価された論文のうち、多くは再現性の危機や事前登録について、議論される前の研究であることには注意です。マインドフルネスをしたり、運動したり、自然に触れたりすることが、私たちのウェルビーイングの役に立たないと証明されたわけではありません。

事前登録などの対策がされた研究結果は、徐々に増えてきています。今後は、より強固な証拠を持った研究結果が増えてくるかもしれません。

3. 私たちは謙虚さを育むことができる

ここ数年、「Intellectual Humility (知的謙虚さ)」に焦点を当てた研究が、少しずつですが増加傾向にあります。知的謙虚さとは、「自分の信念が間違っているかもしれないと認識する度合い」を意味します。

高い知的謙虚さを持つ人ほど、自分の長所だけでなく限界もきちんと把握でき、学習場面で挫折を経験しても立ち直りが早く、対人関係において肯定的に評価されやすいなど、私たちがより良い人生を送ることに良い影響をもたらす可能性が報告されています。

では、私たちは「謙虚さ」を高めることができるのでしょうか?

Porter et al. (2022) では、500名以上の中学生を対象として、知的謙虚さを促進する方法が検討されました。教師が、努力と成長を奨励し、間違えることを良しとした教育を実践しているほど、そのクラスの生徒たちはより知的謙虚さを高めることが明らかになりました。

また、Porter & Cimpian (2023) では、高校生や大学生を対象とした調査では、知的能力の高さが求められていると認識している学生ほど、知的謙虚さを発揮しにくい(=分からないことや間違いを認めにくい)という調査結果が報告されました。

2023年には他にも、謙虚さの基本的な講座を受講すること、畏敬の念を感じること、自分自身の価値観を振り返ることなどを通して、知的謙虚さを育むことができることを報告した研究が公開されました。知的謙虚さは、今後さらに注目される研究分野になるかもしれません。

4. 親切な行為をすることは、うつ病や不安を改善する

COVID-19の影響や不安定な世界情勢の影響もあってか、世界でうつ病や不安症に悩む人は増えているとされています。WHOの報告によれば、世界の成人の約5%がうつ病に罹患していると推計されています。

Cregg & Cheavens (2022) は、うつ病や不安症を改善する方法として、「親切な行為を行うこと」を提案しました。この研究では、過去にうつ病や不安症に良い効果があると示されている実践と合わせて、親切な行為を行うこと効果を評価しています。

研究対象となった中程度のうつ症状または不安症状を持つ人々は、ランダムに以下の3つの活動のうち1つが割り当てられ、週に2日それぞれ活動を実践しました

  • 週に2日、無作為に親切な行為(他人のためになる、あるいは相手を喜ばせるような行為)を3つ実践する

  • 週に2日、社会的活動計画を立てる

  • 週に2日、思考の記録(苦痛や歪みを感じる思考を特定し、リフレーミングする)を記入する。

この実験の結果、親切な行為を行うことは、これまで効果があるとされてきた他の2つの実践と同様に、うつ症状や不安症状を改善し、人生満足度向上する効果があることが示されました。加えて、親切な行為の実践は、社会的つながりの知覚も高めました。これは、他の2つのエクササイズにはない効果です。

3つの実践における抑うつ傾向と人生満足度の推移
(Cregg & Cheavens (2022) をもとに筆者作成)

親切な行為や向社会行動が私たちのウェルビーイングに良い影響を与える研究は、これまでも数多く実施されてきました。しかし、うつ病や不安症を抱える人々にとっても、それらの症状を改善するために作成されたプログラムと同等に改善効果があることが示されたことは、大きな発見と言えるかもしれません。

5. 音信不通にすることは、相手だけでなく自分自身も傷つける

マッチングアプリなどが流行り、オンラインのみで連絡を取り合う関係が増えてきた昨今、欧米を中心に「ゴースト化」という表現が広まっています。ゴースト化とは、オンラインで突如連絡が全く取れなくなること、すなわち音信不通になることを意味します。友人や恋愛関係になれそうだった相手が、急に音信不通になってしまうと大きく傷つき、混乱し、怒りさえ覚え得ることは想像に難くありません。

一方で、Forrai et al. (2023) では、音信不通にされた側が受ける影響だけでなく、音信不通にした側にどのような影響があるか検証されています。415名の若者を対象に「恋愛関係または友人関係にある相手に対してどのくらいの頻度で音信不通にしたか」に加え、抑うつ傾向などを4か月の期間をあけて2回測定しました。

調査の結果、音信不通にした頻度が高かった人ほど、4か月後の抑うつ傾向が高くなることが示されました。つまり、音信不通にされた人だけでなく、長期的には音信不通にした人のウェルビーイングにも悪影響を及ぼす可能性があるのです。

私たちのウェルビーイングにおいて、社会的なつながりが重要な役割を果すことは様々な研究で言及されています。Forraiらは、音信不通にする頻度が多いことは、長期的に社会的つながりの希薄さに影響し、結果として抑うつ傾向が高まるのではないかと考えています。

オンラインでのコミュニケーションが広く普及した現在、過剰なコミュニケーションを負担に感じることや、忙しさから返信をする余裕がないことはよくあり、その場合は一時的に音信不通にすることで心の余裕を生み出せるかもしれません。しかし、長期的に見れば、頻繁に音信不通にすることは自分自身のウェルビーイングを損なう可能性があります。一時的に音信不通になる場合にも、「少し忙しくて返信できない」など、相手に伝えることで、社会的つながりを失わずに済むかもしれません。

6. 思いやりに対する考え方で、「思いやり疲れ」は軽減する

貧困や病気で苦しむ人々や、災害や紛争地域にある人々に対して、思いやりの気持ちを持つことは、ボランティアや寄付などの向社会行動に繋がる可能性があり、社会のウェルビーイングにおいて大きな役割を担います。一方で、他者の苦しみを繰り返し触れ続けることは、「思いやり疲れ」を引き起こし、最終的に思いやりの感情も弱まってしまうことがあります。

私たちは思いやりを持ち続けることは難しいのでしょうか?
Gainsburg & Lee Cunningham (2023) で、思いやりに対するマインドセットによって、思いやり疲れを軽減できる可能性を示しました。

研究では、参加者は以下の2種類のポッドキャスト・エピソードのいずれかを聞きました。一つは「人が思いやりを感じる能力には限界があり、最終的に人は思いやりを使い果たしてしまう。思いやりを持つことは疲れることだ」という内容のエピソードで、もう一つは「人は無限に思いやりと持つことができ、最終的に思いやりは自分自身にエネルギーを供給することができる」という内容でした。

「思いやりには広がりがある」というエピソードを聞いた参加者たちは、病気や戦争、動物が苦しんでいる様子などの悲惨な画像を見たときに、より思いやりを感じ、思いやり疲れを感じにくい傾向が見られました。

また他の実験では、パンデミック中に内定取り消しにあった学生が書いたとされるLinkedInの投稿を見て、励ましや助言をするか、知人に紹介するかなど、思いやりのある行為を示す機会を与えられました。結果、思いやりには限界がないと聞いた参加者ほど、より多くの援助やサポートを提供することが分かりました。

思いやり疲れは、看護場面などでバーンアウトにも繋がる一つの問題となっています。マインドセットの持ち方のみでこれらの問題が解決するとは言えませんが、私たちの誰もが試すことのできる良い実践方法と言えるかもしれません。

7. 職場の思いやりのある風土は様々な良い影響をもたらす

多くの企業が、働く時間や場所が多様化する中で、離職の高さや欠勤・プレゼンティーイズムなどの問題を改善し、従業員のウェルビーイングを高める方法を探っています。プレゼンティーイズム(=出勤していても心身の不調などにより十分にパフォーマンスが発揮できないこと)が企業に大きな損失をもたらす可能性や、従業員のウェルビーイングが生産性に影響を与えることが数多く議論されています。

Weziak-Bialowolska et al. (2023) は、心理的ケア風土 (Psychological Climate for Caring) が職場のメンタルヘルスやウェルビーイング、生産性などに与える影響を評価しました。ある大手サービス会社の従業員1,200人を対象に、アンケート結果や人事情報、健康保険請求記録などを分析しました。

「人々は職場で尊重されていると感じる」、「従業員は年齢、性別、民族に関係なく公平に扱われていると感じる」、「従業員は上位指導者を信頼している」、「自分の仕事が認められていると感じる」といった心理的ケア風土を高く感じた人は、1年後、うつ病と診断される確率は大幅に減少することが分かりました。

また心理的ケア風土をよく感じている従業員ほど、1年後の全体的幸福感、身体的健康、メンタルヘルス、社会的つながり、経済的安定性、生産性の自己評価が高く、仕事中に注意散漫にもなりにくいことが示唆されました。

企業が抱える諸種の問題や従業員のウェルビーイング、生産性にアプローチする方法は様々であると考えられますが、この研究は、互いに尊重し思いやる組織風土の重要性を示した研究と言えるかもしれません。

8. 親が感謝を感じることは、子供にも良い影響を与える

子供のより良い成長のために親は何をすべきか求めることは多いが、親が自分自身をケアすることの重要さを指摘する研究も増えています。親のウェルビーイングが、子供のウェルビーイングにも影響を与える証拠が示されつつあります。

しかし、子育てをしている親は大きなストレスを抱えているとされています。実際、アメリカ心理学会によれば、調査対象となった親のほぼ半数が非常に高いストレスレベルにあると報告されています。

Nelson-Coffey & Coffey (2023) は、親が自分自身のウェルビーイングのために実践可能な方法として、感謝エクササイズを提案しています。感謝は、私たちの幸福度向上に役立ち、不安や憂鬱を軽減し、睡眠の質を高めるなどの効果があります。感謝エクササイズを親が実践することは、親自身のウェルビーイング、そして子育てに良い影響を与えるでしょうか?

Nelson-Coffeyらは2つの調査・実験をしており、1つ目の調査では270名の親を対象として、1週間にわたって毎日の感謝感情について調査をし、親が家族と接している様子などと合わせて分析しました。その結果、親はいつもより感謝の気持ちを感じている日ほど、よりポジティブで、人生満足度が高く、他者とのつながりや自主性を感じている傾向にあることが分かりました。また子どもの世話の大変さに関わらず、感謝を強く感じた日は、子供とより親密になり、衝突が少なくなる傾向が示されました。

2つ目の研究では、600名以上の親を対象に、感謝の手紙を書くエクササイズの効果を検証しています。感謝の手紙を書いた親は、対照群である先週の活動を書いた親と比較して、1週間後より高いウェルビーイングを報告する傾向が示されました。また、子供との親密さや子育てへの満足度、子供の積極的な行動が増加し、子供の対処困難な行動が減少したと報告しました。このことから、親が感謝のエクササイズを実践することは、親自身のウェルビーイングを向上することに加えて、子育てにも良い影響を与える可能性が示されました。

子育て中の親のウェルビーイングのために、育児休業制度や質の高い保育制度など社会的サポートはもちろん重要です。一方で、個々人の親が自分自身のウェルビーイングに簡易に実践できる感謝エクササイズも大きな役割を持つかもしれません。

9. 畏敬の念を感じることは子供の寛大さを育む

近年、畏敬の念を対象とした研究は増加傾向にあり、畏敬の念を感じる経験が私たちのウェルビーイングに肯定的な影響を与える可能性が報告されています。畏敬の念とは、広大で崇高なものによって引き起こされ、しばしば「自分は小さな存在だ」と感じるような感情を指します。特に、幼少期は、自然や生物、宇宙、芸術、音楽、建物など新しいものに触れ、畏敬の念を感じる機会に触れるチャンスと言えるかもしれません。

一方で、著名な畏敬の念の研究者であるDacher Keltner氏は、「今日の子供たちの生活における最も憂慮すべき傾向の1つは、畏敬の念が失われていることだ」と述べています。実際、学校教育において、音楽や美術の時間よりも、テストの点数を上げるための時間が重要視される傾向があります。

そのような中で、Stamkou et al. (2023) は、畏敬の念は子供がより献身的で、優しくなることを助けることを報告しました。

実験では、計500名以上の子供たちに畏敬の念、歓喜、中立的な感情を引き出すビデオを見せました。その結果、畏敬の念を感じるビデオを見た子供たちは、他のビデオを見た子供と比較して、難民への食糧を届けるための集計作業に多く取り組み、また難民に対して食糧チケットを寄付することを選びました

ビデオを見た子供が食糧寄付のための集計作業をした数
(Stamkou et al. (2023) をもとに筆者作成)

また、畏敬の念のビデオを見た子供たちは、他の条件と比較して、社会的関与と関連がある神経領域が活性化していたことが示されました。

この研究は、幼少期に畏敬の念を感じる経験の価値を提供しました。成人も、畏敬の念が向社会的な行動に影響する証拠が報告されています。今後、自然や芸術、音楽などに触れることの価値が再認識されるかもしれません。

10. 私たちはモラルが低下したという幻想を抱いている

私たちは悪いニュースが報道されているのを目にしたとき、世間のモラルが低下したのだと考えてしまいがちです。ギャラップ社による調査結果によれば、アメリカの人々は、現在のモラルは史上最低であると考えているようです。では、私たちの社会のモラルは本当に過去よりも低下しているのでしょうか?

Mastroianni & Gilbert (2023) は、1940年代から2019年までの過去の調査結果やオリジナルの調査結果から、少なくとも世界60カ国の人々がモラルは低下していると信じていること、また少なくとも70年間は低下していると思い続けていることを示しました。

しかし、数十年もの間、本当に世界の人々のモラルが低下し続けているのかと考えると、疑わしくも思えます。仮に、本当にこれだけ長期に渡って私たちのモラルが低下し続けてきたのであれば、モラルが低下した明確な証拠があっても良いはずです。

そこで研究者らは、「多くの場合、人は役に立とうとしていると思いますか?それとも、自分のことだけを考えていると思いますか?」「あなたは昨日一日敬意を持って扱われましたか?」など、各時代の人々の道徳的価値観や特性、行動の評価を比較しました。その結果、数十年の間、周囲の人々のモラルの評価はほとんど変化していないことが明らかになりました。つまり、実際に人々のモラルが下がったという証拠は得られなかったのです。

これらの結果から、おそらく人々は「モラルが低下している」という幻想を抱いているのではないかと、研究者らは考察しています。私たちは、現在のネガティブなことに多くの注意を払ってしまい、また過去の悪いことは忘れ、思い出を美化してしまう傾向にあるのかもしれません。実際、調査結果によれば凶悪犯罪は減少傾向にあり、利己的で自分勝手な行動は減っているという報告もあるようです。

もし私たちが世の中のモラルが低下しているという幻想から脱することができれば、より建設的により良い社会づくりに協力できるかもしれません。

まとめ

今回はGreater Good Science Centerの発表した2023年のウェルビーイングに関連した重要な知見10件をご紹介しました。いかがでしたでしょうか?

2023年は、思いやりや感謝など、これまでウェルビーイングとの関連がよく議論されてきたテーマから、知的謙虚さや畏敬の念など最近研究が盛んになってきたテーマなど、さまざまな視点から私たちがより良く人生を送るための研究がされてきました。

私たちは今後もウェルビーイングに関連した研究や知見をご紹介していきます。よろしければ、またご覧ください。

(執筆者:菅原)

参考資料

  • Greater Good Science Center, The Top 10 Insights from the “Science of a Meaningful Life” in 2023, https://greatergood.berkeley.edu/article/item/the_top_10_insights_from_the_science_of_a_meaningful_life_in_2023

  • Krys, K., Haas, B.W., Igou, E.R. et al. Introduction to a Culturally Sensitive Measure of Well-Being: Combining Life Satisfaction and Interdependent Happiness Across 49 Different Cultures. J Happiness Stud 24, 607–627 (2023). https://doi.org/10.1007/s10902-022-00588-1

  • Folk, D., Dunn, E. A systematic review of the strength of evidence for the most commonly recommended happiness strategies in mainstream media. Nat Hum Behav 7, 1697–1707 (2023). https://doi.org/10.1038/s41562-023-01651-4

  • Elizabeth J. Krumrei Mancuso, Janet Trammell & Jennifer Harriger (2023) Affective, cognitive, and environmental inductions of humility and intellectual humility that center on self-transcendence, The Journal of Positive Psychology, DOI: 10.1080/17439760.2023.2257680

  • David R. Cregg & Jennifer S. Cheavens (2022): Healing through helping: an experimental investigation of kindness, social activities, and reappraisal as well-being interventions, The Journal of Positive Psychology, DOI: 10.1080/17439760.2022.2154695

  • Forrai, M., Koban, K., & Matthes, J. (2023). Short-sighted ghosts. Psychological antecedents and consequences of ghosting others within emerging adults’ romantic relationships and friendships. Telematics and Informatics, 80, 101969.

  • Gainsburg, I., & Lee Cunningham, J. (2023). Compassion Fatigue as a Self-Fulfilling Prophecy: Believing Compassion Is Limited Increases Fatigue and Decreases Compassion. Psychological Science, 09567976231194537.

  • Dorota Weziak-Bialowolska, Matthew T. Lee, Richard G. Cowden, Piotr Bialowolski, Ying Chen, Tyler J. VanderWeele, Eileen McNeely, (2023) Psychological caring climate at work, mental health, well-being, and work-related outcomes: Evidence from a longitudinal study and health insurance data, Social Science & Medicine, 323, 115841.

  • Nelson-Coffey, S. K., & Coffey, J. K. (2023). Gratitude improves parents’ well-being and family functioning. Emotion. Advance online publication. https://doi.org/10.1037/emo0001283

  • Stamkou, E., Brummelman, E., Dunham, R., Nikolic, M., & Keltner, D. (2023). Awe Sparks Prosociality in Children. Psychological Science, 34(4), 455-467. https://doi.org/10.1177/09567976221150616

  • Mastroianni, A.M., Gilbert, D.T. The illusion of moral decline. Nature 618, 782–789 (2023). https://doi.org/10.1038/s41586-023-06137-x

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