NECソリューションイノベータ株式会社

NECソリューションイノベータは、NECグループの社会価値創造をICT(情報通信技術)で担う国内最大規模のシステム・インテグレータです。研究開発部門が組織のウェルビーイングについて研究結果や最新トレンドを発信します。 問い合わせ note_necsi@nes.jp.nec.com

NECソリューションイノベータ株式会社

NECソリューションイノベータは、NECグループの社会価値創造をICT(情報通信技術)で担う国内最大規模のシステム・インテグレータです。研究開発部門が組織のウェルビーイングについて研究結果や最新トレンドを発信します。 問い合わせ note_necsi@nes.jp.nec.com

マガジン

  • ウェルビーイング研究

    ウェルビーイングに関連した研究の研究者による解説記事を集めています。ウェルビーイングをもう少し詳しく知りたい人に向けて、毎週金曜日に更新・追加していきます。

  • 感謝研究

    感謝の研究に関する記事をまとめています。記事は、スマホアプリNEC Thanks Cardに掲載した内容を修正して転載したものです。

リンク

記事一覧

World Happiness Reportから読み解く日本のウェルビーイング – 危機的状況における日本のウェルビーイング

【レポ紹介】職場のウェルビーイングは、企業業績と連動する!-オックスフォード大学のレポートを解説

日本人の幸福感の測り方 | 日本版主観的幸福感尺度と協調的幸福感尺度のご紹介

World Happiness Reportから読み解く世界のウェルビーイング – COVID-19は私たちのウェルビーイングにどのように影響したか

【基礎知識】心理学におけるウェルビーイング|主観的ウェルビーイングと心理的ウェルビーイングの定義と成り立ち

World Happiness Reportから読み解く日本のウェルビーイング – 危機的状況における日本のウェルビーイング

World Happiness ReportとはWorld Happiness Report (世界幸福度報告) とは、国際連合の持続可能開発ソリューションネットワークが発行する幸福度調査のレポートです。レポートは2012年から毎年 (2014年を除く) 公開されており、世界各国のウェルビーイングを捉え、国家間で比較できるものとして広く知られています。 今回は2023年版のWorld Happiness Reportのうち、「日本の幸福度」に焦点を当てて整理したいと思います

【レポ紹介】職場のウェルビーイングは、企業業績と連動する!-オックスフォード大学のレポートを解説

ウェルビーイングが高い従業員は、生産性が高く、欠勤率が低く、協調性、創造性、コミットメントやモチベーションが高い傾向にあることは、数々の相関的、縦断的、実験的な証拠によって裏付けられています。 しかし、これは個人レベルの証拠であって、組織レベルでも同様とは必ずしも言えません。 例えば、理想的な実験環境で行われた実験的研究の証拠は、日々の業務の中では理想的環境が維持できない可能性があります。あるいは、ウェルビーイングが高い従業員が生産性高く業務を実施しても、他の従業員との組

日本人の幸福感の測り方 | 日本版主観的幸福感尺度と協調的幸福感尺度のご紹介

はじめに前回の記事で、World Happiness Report 2023から日本の幸福度についてご紹介しました。 今回の記事では、日本における主要な幸福感の測定に関する研究をご紹介し、それらを通じて「日本人の幸福感をより正確に測るにはどうしたらよいか」を整理していこうと思います。 【ご紹介する2つの尺度】 日本版主観的幸福感尺度Subjective Happiness Scale(SHS)  4項目で成人の幸福の主観的評価が可能 世界各国で翻訳されており、国際比較

World Happiness Reportから読み解く世界のウェルビーイング – COVID-19は私たちのウェルビーイングにどのように影響したか

World Happiness ReportとはWorld Happiness Report (世界幸福度報告) とは、国際連合の持続可能開発ソリューションネットワーク (Sustainable Develop Solution Network) が発行する幸福度調査のレポートです。レポートは2012年から毎年 (2014年を除く) 公開されており、世界各国のウェルビーイングを捉え、国家間で比較できるものとして広く知られています。 World Happiness Repor

【基礎知識】心理学におけるウェルビーイング|主観的ウェルビーイングと心理的ウェルビーイングの定義と成り立ち

幸福の意味でのウェルビーイングやハピネスの研究は、ギリシャ哲学におけるアリストテレスの最高善にその起源があります。 心理学研究は1960年代から始まり、Wilson(1967)は数多くの文献をレビューし、「幸福な人は、若く、健康で、高学歴で、高収入で、外向的で、楽観的で、心配がなく、宗教的で、結婚していて、自尊心が高く、仕事ができる人である。」と結論付けました。しかし、1980年代中頃までの2000年間、理論的にはほとんど進歩していませんでした(Diener, 1984)。