NECソリューションイノベータ株式会社
ウェルビーイングに関連した研究の研究者による解説記事を集めています。ウェルビーイングをもう少し詳しく知りたい人に向けて、毎週金曜日に更新・追加していきます。
感謝の研究に関する記事をまとめています。記事は、スマホアプリNEC Thanks Cardに掲載した内容を修正して転載したものです。
はじめにインターネット、携帯電話、スマートフォン、生成AIなど、新しい技術が世に出てきたときに、それらを受け入れやすい人・そうでない人がいると思います。筆者の周りでは、父が真っ先に新しい技術を受け入れていくタイプで、逆に母は懐疑的なタイプで、私はその中間でした。また、新しい技術を使う父はとてもいきいきとして見えます。このように、技術の受容性には個人によって違いが見られるようです。 今回は、新技術に対する受容性に関する理論「技術受容モデル(UTAUT)」をご紹介します。また、
近年、職場における「ダイバーシティ(多様性)」や「インクルージョン(包括性)」という言葉を耳にする機会が増えています。これらは、ダイバーシティ&インクルージョンを略して「D&I」や、公正性(Equity)を含めた「DEI」と呼ばれ、企業を中心にさまざまな場面で推進されています。 ダイバーシティやインクルージョンの重要性は、新たなアイデアや価値を生み出すためのイノベーションの観点や、労働力不足における多様な人材の活躍などを背景に語られています。持続的な開発目標であるSGDsの
数回前の記事で、ウェルビーイングの1つであるアリストテレスのユーダイモニアと起源が同じである徳倫理学について触れました。 現在の倫理学は、主として功利主義・義務論・(現代)徳倫理学の3つに分けられました。さらに、現代徳倫理学は、主としてアリストテレス徳倫理学(新アリストテレス主義)・行為者に基づく徳倫理・多元主義的徳倫理の3つに分けることができました。 倫理学は、「善とは何か?」や「正しい行為とは何か?」を考える哲学ですが、人間個人を対象にしています。しかし、現代社会を構